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415の世界

フルマラソンでサブスリーを達成したい40代。サブスリーとは3時間以内にゴールすることで、走るスピードは4分15秒/Kmです。この415は中年にとっては非常に高い壁ですが、乗り越えたいと日々頑張ります

2017年ハセツネ17Km参戦

2017.4.2 道路の崩落と積雪により距離が17Kmに短縮されたハセツネ30Kに参加してきました。前日夜まで32Km、4時間半位走るもんだと思い、近所の特盛中華料理屋さんでチャーハンや酢豚を食べきれない程爆食して、寝る前に大会HPを確認し、短縮を知りました。うーん。この摂取カロリーをどうやって消費しようか…レース終わってから20Kmジョグでもしようなか…などと思いながら、ザックに入れた補給ジェルの大半を片づけて、とりあえず就寝です。

大会当日は車で6:20頃に会場付近に到着。運よく広徳寺の駐車場に案内されて1,000円払い会場へ。会場まで約600mで、ここのトイレも空いてたしラッキーでした。

 

荷物チェックは、6:50頃。7:00からって案内だったけど受け付けて貰えました。初めて加入した山岳保険の証書がメール一本だったので、そんなんで受け付けてもらえるのか心配でしたが、アッサリOK。暇なので車に戻る。

 

ここで散々悩んだ末、靴をトレランシューズでなく、ロード用レースシューズに変更。17Kmのうち13Kmくらいがロードなんだけど、トレイルは前日までの雨や雪でグチャグチャの可能性があり、すごく迷った。受付付近に居た人達のシューズを見てもロードシューズは全く居ない。だが、スタートから11Km続くロードで勝負は決まるので、トレイルは気合で乗り切ろうとシューズ変更を決心した。

 

そして大ショックなのが、ガーミンの電池が切れてた…。前日フル充電しておいたのに、どこかで勝手に電源が入っていた模様。自分は練習でも電池が切れたら走るのをやめる位、GPSウォッチに依存している。もちろんレースを時計無しで走ったことなどない。一瞬テンションがダダ下がったが、普段と違う行動を取ることによって見えてくるものはある筈と、ポジティブに考え直す。今日は己の感覚だけで走るとどうなるか実験ということで。

 

7:30頃スタート地点に戻ると受付の大行列。300m位並んでた。スタート地点もそれなりの行列。とにかく並ぶ。日陰だし結構寒いので、必携装備ではあるが絶対使わないであろう雨具を着て寒さを凌ぐ。スタート20分前位になり自分の前方10m位に「3時間」のプラカードが出る。アナウンスによるとフルマラソンの時間の目安とのこと。適切な位置に並んでくれと連呼されていて、自分のベストの3時間27分からすると若干前目だが、今更後ろに戻る術もない。(まぁ前のほうで並びたかったから戻る気もないけど)後日RUNNETで、「割り込みされた」という人が多数居たが、放送は「自分の実力相当の位置に並べ」と連呼してたので、横から適切な位置に入るのは指示通りとも言える。実際何人か横から入ってきたが、別に腹も立たなかった。記録勝負じゃなくて順位勝負なんだから、遅いのが前に居たら抜くだけだし、どうせアチコチで渋滞なんだし。

 

8:30になりスタート。みんな猛ダッシュしてておもろい。極端に遅い人が居ると、その人の前に空間ができるのだが、その空間めがけて左右から人が殺到する。フルマラソンでもスタート直後にジグザグ走行する人が居るが、もうそんな人ばっかだし、ダッシュのスピードも半端じゃない。自分も体感でキロ4程度で走ってる感じなんだが、それでもバンバン抜かれていく。(バンバン抜いてもいるけど)自分の実力的にキロ4は速すぎるし、GPS時計があったら絶対自重するけど、まぁなんかお祭り騒ぎっぽいし、ハセツネ本戦には出る気もないので、潰れてもいいから祭りに参加すんべと負けじと突っ込む。

 

国道でややペースが落ち着き、山道に入る。序盤は登ってはいるが傾斜が緩いので、周囲のペースも速い。7Km地点位から傾斜がキツくなり歩き出す人も出てくる。10Km過ぎるとキツいキツい。けど、どうせもうすぐ渋滞で休めるんだからと走り続ける。11Kmくらいでようやく前に渋滞が見える。ラストスパートで5人位抜いて渋滞最後尾へ。あーマジ疲れた。後ろの人に時間を聞いたら59分とのこと。キロ5~5’30位で走ったことになる。普段峠走やるときは10Km/550mUPを60分が限界なので、普段よりだいぶ速く走れた様子。やはりレースはアドレナリンが出る。

 

なんてことを考えてたら、後ろから「おい。そこの女並んでねーだろ!」という声がして、横をみると素知らぬ顔して渋滞を横目にスタスタ歩いて登ってきた女性が俺の前に入ってきた。咄嗟に「入んないで!後ろだろ?」と言って腕で阻止すると、「あー」とか言いながら俺の後ろにスルっと入った。更に「もっと後ろだろ、ちゃんと並べよ」って言いたかったが、もう超ヘロヘロなので、そんな熱く騒いで目立った挙句この後失速したら恥ずかしいなぁという気持ちがあり、何も言えず。ゼーゼー林道を登ってきた時は、周囲の人に「トレイル前に順位を一つでも上げようと頑張る同志」みたいな感情を勝手に持ってたので、こういう輩が居ると必要以上に嫌な気持ちになりますね。スタート前の割り込みは何とも思わないけど、レース中は勘弁して欲しいなぁというのも、あまりよくわからない理屈ですが。

 

なんてことがありつつ、3分位並んでトレイルに入る。最初はノロノロとしか進まずいい感じだったのが、5分も進むとペースが上がる。まずい。全力を絞り出してるのでついていくのがやっと。遅れる訳にはいかないので必死に食らいつく。今熊神社への登りは道幅が広くなったので、周囲の大半は走ってるけど、俺はゼーゼー言いながら歩いて登る。そっからの下りはちょっとスリッピー。俺の履いている使い古しでいつ捨てようか迷っているadizero takumi練 ではまったくグリップが効かない。滑る前提で爪先から突っ込み踵で止めるような動きを繰り返すが、前についていくので精一杯。周りは楽しそうにしてるけど全然楽しくない。早くロードに出てくれ~と思いながら走り続ける。

 

この時点で、残りの距離が全然分からない、今の順位が全然分からないという状態がかなり不安。ハセツネ本戦に出る気はないのだが(いつかは出たいが、今はフルマラソンを優先してるので、秋にダメージが残るようなことはしたくない)、皆が1000番を目指している以上、自分もなんとなくそこには入っておきたい。

 

ようやくトレイルが終わると見慣れた光景。おう。俺が車停めた駐車場じゃないか。ここに出るのか、こっからだと残りは500~600mの筈だ。よしよし、ようやく距離が分かった、じゃぁスパートすんべ、と頑張って走る。今1001番とかなら悔しいから1人でも抜いとかなきゃなぁとセッセと走り、ゴール前でも2人抜いて終了。疲れたけど、ガンガン飛ばせて楽しかった!

 

記録証を貰う列に並んでいると、若い男がスルっと俺の前に入ってくる。はぁ、またかよと「並んでないですよね?最後尾はあっちですよ」と言うと、「あー」とか言いながら去っていった。割り込みする人はみんな勘違いを装って「あー」って言うんだなぁってちょっと面白かった。記録は1時間45分台で500番台。1000番ライン前後の戦いかと思ってたので予想外に良くてびっくり。

 

駐車場に戻りながら選手を応援してると、結構みんな反応してくれる。こういうのいいな。駐車場でもしばらく応援。TVでトップ選手の走りを見るのも好きだけど、市民大会で後ろの方で走る選手を見るのも好き。みんな自分のモチベーションや事情の範囲の中で、練習して一生懸命走っている訳で、話したこともない人達だけど仲間意識が出るんですよね。

 

さて、レポートは以上です。

次のレースは完走できるか全然分からない、OSJ奥久慈トレイル50Kです。山登る練習をあと1.5ヶ月で相当頑張らないと厳しいので、4-5月の練習はトレイル中心で!

 

 

はじめに

415の世界へ

 
ランニングを始めて5年になる。
39歳で始めて今は44歳。
 
走るという行為は好きだったし、割とすんなり長い距離が走れるようになった。
走り始めて1年後に出たハーフマラソンは1時間45分。
結構いいじゃん。
輝かしい才能がある訳ではないけど、まるで才能がない訳でもなさそうだって思った。
トレーニング本を読みまくった。ネットで、走っている人達の文章も沢山読んだ。
 
ランニング人口の3%しか到達していないサブスリーを目指してやろうと思った。
2時間59分と言われても現状との差がよく分からないが、どうや
1キロあたり4分15秒で走れば良いらしい。
キロ5分で走るのは抵抗ない。あと45秒か。イケそうだなって思った。
でも、速く走るような練習をしたことは殆どなかった。
 
ガーミンをはめて国道をジョグしてたとき、ふと、
1キロを全力で走ったらどれくらいで走れるのかな?って思いたち、スピードを上げた。
ゼーゼー言いながら夜の国道を走った。苦しかったけど体感では相当速かった。
箱根駅伝のランナーはキロ3分で走ってる。俺は2分50秒位かな?って思った。
1キロ過ぎたラップ音が鳴り、時計を見て目を疑った。4分15秒だった。
 
自分の遅さにたまげた。
箱根駅伝のランナー達は意味が分からないと思った。
そしてサブスリーってこのペースで42Kmも走るのか…と愕然とした。
自分のやっているジョギングの延長線上にある世界とは思えなかった。
現状のダッシュのスピードでフルマラソンなんて走れる訳がない。
 
 
サブスリーはとりあえず置いておいて、
まずフルマラソンに出てみようと思った。
H26年1月の館山若潮マラソンに申し込んだ。
確か、RUNNETで100選に選ばれてる大会から適当に選んだんだと思う。
本で読んだ練習を色々と試してみた。
インターバルもやったしビルドアップ走もやったし30Km走もやった。
それまで150Km/月程度しか走ってなかったのが、H25年12月は270Kmも走った。
 
レースはサブ3.5を目指してキロ5を若干切るペースで推移した
30Km迄はキツいなりに我慢できたが、31Kmの登り坂でなす術なくペースダウン、
以後上がることなく落ちる一方でキロ6分台まで下がり3時間40分でゴール。
甘くないな・・・と思う一方で、もっと練習してやろうと闘志が湧いた。
 
一生懸命練習した。その結果…
H26/5 左ふくらはぎ肉離れ 9月迄違和感あり殆ど走れず
H26/11 湘南国際マラソン 4時間4分
H26/11 つくばマラソン  3時間56分
H27/8  右ふくらはぎ肉離れ
H27/10 右脚付け根痛み(1年治らず)
H27/11 つくばマラソン 痛みでDNS
H28/1  勝田マラソン  痛みでDNS
H28/3  静岡マラソン  痛いし練習してないが無理矢理出て4時間46分
 
 
記録はどんどん落ちて行った。
治る度に強度の高い練習をしたり、月300Km走ったりしては脚が痛んだ。
サブスリーどころかサブフォーもできない。
でも走ることは嫌いにはならなかった。
 
 
H28/4から考えを変えた。
~怪我をしないことを最優先にする~
 
本でもネットでも、
・メリハリをつけた練習こそ効率的
・月間走行距離にはこだわらず、内容で勝負
・負荷をかけてレストして回復させることの繰り返しで速くなる
ってことが殆ど全てに書かれている。実際正しいんだと思う。その通りやった。
練習が消化できると2ヶ月程度でビックリするくらい速く走れるようになる。
でも、怪我してすぐ走れなくなるので、レースでの記録は出ない。
 
 
なので以下の考え方で練習することにした。
・ポイント練習する日は事前に決めない。
 走り始めて調子が良く脚も問題なさそうなら、ビルドアップして負荷をかける。
 但しこれも週1日程度。
・練習の基本はジョグにする。ジョグだと怪我するほどの負荷にならない。メリハリ無視。
・脚の調子さえ悪くなければ走行距離にはこだわる。
 質を上げない・量もこなさない、だと記録が伸びるわけがない。
 質にはこだわらないが、量はこなす。
 「150キロ程度しか走ってないのにサブスリー。効率上げれば量は要らないよね~」
 という才能溢れるクレバーランナーには憧れるが、俺のような駄馬には無理とスッパリ諦める。
 駄馬は量で勝負だ!サブスリーには量で到達する。走った距離は嘘つかない!
 
 
と量だ量だと言いつつも、300Kmを超えた月は年に2回しかなく、平均を取ると
200Kmも走れてないのだが、H28/4~この考え方で取り組んだ結果、
右足付け根の痛みは残りつつも
H28/11 つくばマラソン 3時間29分
H29/3  静岡マラソン  3時間27分
とようやく復調し自己ベストを連発することができた。
走り始めて5年、ようやく自分に合った練習が分かってきたような気がしてきた。
 
 
随分と回り道をしてきたが、自分の目標はおこがましくもサブスリー。
まだまだロバがサラブレットに憧れてる状態でもあり、
自分のランニングの延長線上にある世界なのかも半信半疑なんだけど、
サブスリーをロックオンしてからブログを書いても、
「あーこの人は血統書付きのサラブレットなのね」と思われるだけなので、
ロバからサラブレットへの変身記録を、そういう日が来ることを信じて残しておきたい。
 
キロ415でフルマラソンが走れる世界、覗いてみたいなぁ。